そのときまで、アマチュア無線は老後に暇になったときの趣味に取っておこうと思い、無線局の免許を切らさないよう5年ごとの再免許の手続きを繰り返してきました。
それは9月のことでした。少し自分の時間がまとまって取れるようになってきたため、老後ではなく頭がまだ柔らかい今のうちに、昔よりも試験が簡単になった1アマの資格を取ってしまおうかと思いつつ、SST(7MHz)、Rock-Mite-40(7MHz)、Rock-Mite-20(14MHz)、DSW-II(7MHz)を組み立ててCWでの交信を楽しんでいた頃のことを懐かしく思い出しながら、今でもシンプルで安価なキットは入手できるのだろうかと何気に調べていたときのことです。
JL1KRAさんが共同購入で、HT-1Aという7MHzと14MHzの2バンドに出られる出力4~5WのQRPトランシーバのキットを頒布していることを知りました。そして、このHT-1Aに一目ぼれし、購入することにしました。これがアマチュア無線再開の決定的なきっかけになりました。
これがそのHT-1Aです。奇しくもちょうど私の誕生日に届き、よい記念にもなりました。
入手した数日後に、3時間ほどで組み立て終了。さらに調整後、ダミーロードをつないで出力を測定したところ、電源12.0Vで7MHzは約4.5W、14MHzは約4.2Wと満足な結果が得られました。
再開後のメインリグとして使用する予定にしています。