JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

PICキーヤーキットを組み立てる

先日、ずっと昔にメインで使用していたエレキーが壊れていることが分かりました。

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アマチュア無線を再開してからは縦振電鍵ばかり使ってきましたが、壊れたエレキーに代わるキーヤーもあった方がよいだろうということで、基板がCQ誌の付録にもなったというJA1HHF日高OM設計のPICキーヤー「OIKey F88」のキットをマルツから取り寄せました。その後、ケースをどうしようかとあれこれ考えていたため、すぐには組み立てずに少し寝かせておきましたが、ケースは後からどうにでもなるだろうと思い、とりあえず組み立ててみることにしました。

背の高いスイッチを垂直に据え付けるのに少し手こずってしまいましたが、無事に組み立て終了。ブザーのシールは、音量を確認してから剥がそうと思ったので、貼ったままにしました。 

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さっそく、お気に入りのJH1PIQさん製作のパドルを接続してみました。電源には006P電池を用いました。ちなみに、このパドルはマグネット式で感触もよく、とても使いやすいパドルです。このパドルについては、以下の記事でも少し触れています。

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さすがにJA1HHF日高OM設計のキーヤーです。使ってみて、高速にしても思い通りの符号が出て、とても使いやすいキーヤーだと思いました。しかしその一方で、ブザーの音が高すぎるのはいただけません。個体差もあるのかもしれませんが、800Hzの2オクターブも上のすごく高い音が鳴り、音程も安定しません。ブザーのシールを貼ったままで正解でした。実際に使うときは、ブザーの音は消すので大した問題ではないのですけどね。

ところで、現在唯一使用中のリグであるHT-1Aはキーヤーを内蔵しており、アマチュア無線再開を考えていた当初は、JH1PIQパドルを直接つないで使おうと思っていました。しかし、実際に使ってみると、残念ながらHT-1Aのキーヤーでは、低速では問題ないのですが、速くすると思い通りの符号を出すことができません。そこで、超低速で操作して確かめたところ、インヒビット機能がプログラミングされていないみたいで、符号が鳴り止む前に素早くパドルから手を離さないと余分なマーク(特に短点)が出てしまうことがその原因であることが分かりました。慣れてしまえば問題ないのでしょうが、どうしても違和感があったので、今までHT-1Aのキーヤーを使うことはありませんでした。

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この点に関しても、今回組み立てたPICキーヤーは、きちんとプログラミングされているようで操作感に申し分なく、楽しくQSOできそうです。しばらくは縦振電鍵を使うつもりですが、このキーヤーもそのうち使ってみようと思っています。