JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

憧れの1.9MHzでの初運用(1) ~ アンテナの準備(その1)

先日のKCJトップバンドコンテストで、ついに憧れの1.9MHzにデビューすることができました。そこで、アンテナの準備から順番に、いままでの経過を振り返りたいと思います。

 

1 アンテナの検討

昨年、4階のベランダからHFのオールバンドで運用ができるようになり、TS-50Sで出たことのないバンドは、1.9MHzのみになりました。このため、日頃から、1.9MHzで運用するための何かよいアンテナはないものかと思っていました。

ベランダからだと、釣り竿アンテナとATUの組み合わせがポピュラーみたいですが、釣り竿は長くて目立つ上に、釣り竿を手摺に安全に取り付けるのが面倒そうなのと、ATUが結構いい値段がするため、選択肢には上がってきませんでした。

求めていたアンテナの条件は、「(1)周囲からなるべく目立たないこと」と、そのために、使うときだけ取り付けられるように、モービルホイップみたいに「(2)取り付けと取り外しが簡単にできること」です。いろいろと先輩諸氏のブログ記事を調べてみたところ、これらの条件にぴったりのものが見つかりました。それも、具体的でとても分かりやすくて素晴らしい記事!

この記事を見つけたときは感動しました。3.5MHzのモービルホイップの先端に5mくらいのワイヤを足すだけです。これなら簡単にできそうです。

jl1klk.blog51.fc2.com

 

2 材料の準備

手始めに、正月休みの終わりのころ、上記のブログ記事を参考にして材料を揃えることにしました。近所のホームセンターに行って探したところ、運よく UL3265 AWG24 黒(外径1.2mm)の端材、約50mが半額(1mあたり22円)で売り出されていました。これとシールドクリップの小を購入してきました。

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3 手持ちのモービルホイップで試験

上記のブログ記事では、ベースとなる3.5MHzのモービルホイップとして、コメットのHR3.5が使われていましたが、持っていなかったので、とりあえず、手持ちの第一電波工業のHF80FXを使った場合ではどうなるのか、確かめてみることにしました。

ワイヤの長さは5.5mとして、クリップにハンダ付けしました。そして、クリップをモービルホイップの先端に噛ませて、SWRを測ってみました。しかし、どれだけワイヤの長さを調節してみても、1.9MHzにおいてSWRが下がる気配はありませんでした。共振点がどこなのかもまったく分からず、お手上げ状態になりました。(次回につづく。)