JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

憧れの1.9MHzでの初運用(3) ~ アンテナの準備(その3)

前回のつづきです。)

6 HR3.5を入手

手持ちのHF80FXを使用できればとても経済的だったのですが、HF80FXをベースにするのは無理であることわかりました。このままでは1.9MHzでの運用をあきらめなければなりませんが、ここまできて、あきらめたくはありません。

そこで、結局、参考にしたブログ記事で紹介されていたものと同じモービルホイップ、コメットのHR3.5を入手することにしました。Amazonで注文したところ、すぐに届きました。これを使えば、間違いなく1.9MHzで運用できるはずです。

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7 HR3.5のSWR曲線を測定

はじめに、NanoVNAでHR3.5のSWR曲線を測定してみました。先端のエレメントを最も長くした状態で、ベランダの手摺からほぼ水平に突き出したところ、3.530MHzでSWRが最小になりました。

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8 HR3.5の先端にワイヤを足してSWR曲線を測定

つぎに、先端にワイヤを足してみました。最初、ワイヤの長さを5.00mにしてNanoVNAで測定したことろ、共振点が1.9MHzの少し下になりました。これで1.9MHzでの運用が現実的になり、一安心。

その後、NanoVNAで測定しながら、SWR値の最小値が1.9MHz帯の中心の1.910MHzになるように、ワイヤの長さを1cm単位で調整しました。その結果、ワイヤの長さを4.90mにしたときに、1.9075~1.9125MHzのバンド全域でSWRがほぼ1.2以下になりました。

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9 ワイヤの処理など

もとのワイヤの長さは5.50mで、端を小さく束ねて4.90mにしました。束ねた0.60mの部分は、吊り下げたワイヤをまっすぐにするための錘にすることにしました。

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モービルホイップの先端にクリップを噛ませたあとに、クリップの先端までシールドカバーで覆うと、クリップが開かなくなることが分かりました。こうすることで、ワイヤの脱落防止になります。

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使わないときは、ワイヤがなるべく曲がらないように、少し大きめのお菓子の箱に巻いておくことにしました。

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さて、これで準備万端。つぎは、いよいよ1.9MHzでの初運用です。(次回につづく。)