JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

憧れの1.9MHzでの初運用(4) ~ KCJトップバンドコンテスト

前回のつづきです。)

10 いよいよ初運用

1.9MHzで運用するためのアンテナの準備が無事に終了しました。そして、トップバンドのデビューは、KCJトップバンドコンテストにすることに決めました。

アンテナの準備が済んでから数日後、お待ちかねのKCJトップバンドコンテストの日になりました。コンテスト初日の晩は風が強く、気象庁の観測データによると、終始、5~8m/sの北寄りの季節風が吹いていたようです。このため、モービルホイップの先端は風でしなり、ワイヤは大きく揺れていました。

さて、コンテスト開始時刻になり、バンド内をワッチ。すると、名だたるコンテスターの皆さんが狭いバンド内にひしめき合っていて壮観。はじめてのトップバンドコンテストの眺めに感動しました。

TS-50Sの送信出力を100Wに設定し、すこし緊張しながら狙いを定めて1局目を呼びました。すると、あっけなく、1回のコールで何事もなく取ってもらうことができました。憧れのトップバンドにデビューすることができ、感無量。

その後も順調に進み、強い局との交信がひととおりすみました。心配していた強い風の影響も、ほとんどないようでした。

しかし、問題は、そのあとでした。ただでさえ狭いバンドなのに、下の方の半分はFT8の強力な信号が邪魔をし、上の方の半分は強い局にマスクされてしまっていて、弱い局がよく聞こえません。我がTS-50Sの混信除去機能では、とても厳しい状況になってしまいました。また、TS-50Sは、1.8MHzが開放される前のリグなので、1.9MHzだけで頑張るしかありませんでした。

それでも、辛抱強く、隙間を狙って聞こえる局はすべて呼び、聞こえる局とは、海外局を除いて、すべて交信することができました。コンテスターの皆さんは、とても耳が良く、こちらにノイズすれすれで入感しているようなときでも、確実に拾ってくれました。こちらの電波もそれなりに飛んでいるようでした。

初日は夜半過ぎまで運用し、2日目の朝から夕方は、子供たちとスキー場に行ってそり遊びをするためにお休み。最後に終了間近の2時間を運用して、トータル33局と交信することができました。マルチは20でした。

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エリア別では、6エリアを除く9つのエリアで交信することができました。6エリアとの交信は、次回以降の楽しみに取っておきたいと思います。

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今回は、1.9MHzでの初運用だった上に、1.8MHzに出られなかったことなども考えると、呼びまわりだけにしてはまずまずの結果だったと思います。トップバンドのコンテストは、他のバンドにはない独特な雰囲気があって、とても楽しかったです。交信してくださった皆様、ありがとうございました。

最後に、1.9MHzに出るためのアンテナについての貴重な情報をブログ記事として提供してくださった著者のサダナリヒロシ様に、心から感謝申し上げます。この記事に出会わなかったら、こんなに早く憧れの1.9MHzでの運用は実現しなかったと思います。(了)