(前回からつづく)
アンテナの準備が無事に終わり、いよいよコンテスト本番を迎えました。
初日の開始時刻の21時から呼びまわり開始しましたが、開始直後はまだ参加局が少なく、呼び負けることも多かったので、最初の30分で交信できたのはたったの4局でした。
しかし、その後、夜が更けるにしたがって、バンド内が賑やかになってきて、遠方の局の信号も強くなり、それなりのペースで交信数が増えました。
23時過ぎの福島県沖を震源とする地震のときには、大きな揺れがなかなかおさまらず、バンド内も静まり返ってしまったので、広い範囲で被害があったのではないかと思い、焦りました。QSOレートグラフも23時台が凹んでますね。
ところで、このときの地震のエネルギー(マグニチュード7.3)は、東日本大震災のとき(マグニチュード9.0)より桁違いに小さかった(マグニチュードが2減ると1000分の1になる)のに、こんなに揺れたのですから、東日本大震災の規模の大きさにはびっくりです。また、近所で水道管が破裂して道路が水浸しになったことを翌日のニュースで知り、驚きました。
その後、徐々にバンド内の賑やかさが戻ってきたので、安堵するとともに、交信を再開し、再びバンド内が静かになる翌日の深夜1時半まで交信を楽しみました。
二日目は20時からの1時間だけ参加しましたが、交信済みの局が多かったため、交信数は伸びませんでした。
結果、交信局数は、1.8MHz帯が35局、1.9MHz帯が26局で、合計61局でした。マルチは33で北海道から九州までほぼ満遍なく交信できましたが、なぜか5エリア(四国)とは1局とも交信できませんでした。聞こえてきた5エリアの局も1局だけでした。
アンテナについては、1.8MHz帯と1.9MHz帯の間のバンドチェンジのたびに、モービルホイップの先のワイヤーを取り替えなければならないのが面倒でした。あとで数えてみたら10回も取り替えていました。でも、つぎのKCJ主催コンテストからはJARL主催コンテストに倣って1.8MHz帯のみになるようなので、こんなに面倒なことは今回が最初で最後になることでしょう。
このほかは、準備したアンテナの調子も良く、昨年と比較して、(1)1.8MHz帯にも出ることができ、(2)FT8の信号にも悩まされることなく、(3)リグの性能も良く、(4)風もなく、(5)交信局数も大幅に増加し・・・と、良いこと尽くめで大いに楽しむことができました。
また、目標としている1.9MHz CW特記のWAJAについても、未交信が沖縄県のみになりました。
交信してくださった皆様、そして、この記事を最後までお読みくださった皆様、ありがとうございました。
(了)