新たに入手したセンターローディングタイプのモービルホイップアンテナ、コメットのHR50を使用して、6m AND Down コンテストに参加しました。144MHzと430MHzは、ダイヤモンドアンテナのモービルホイップアンテナ、NR77(約30年前に購入した年代物)を使用しました。
1 1日目の夜
21時すぎから呼びまわりスタート。しかし、Eスポは出ておらず、50MHzでは1局も聞こえませんでした。これからEスポが出る様子もなさそうだったので、144MHzで長野と新潟の局と交信して、22時前に終了。早々に休みました。
2 2日目の朝
6時すぎに起床して、50MHzで長野の局と交信。これがHR50による初交信となりました。すぐに同じ局と430MHzと交信。その後、いつものジョギングに出かけました。
ジョギングから戻って、また同じ局と144MHzで交信。三連続で同じ局との交信でした。安定した強い信号でしたので、よほどロケーションの良いところで、大きなアンテナを上げて運用されていたのでしょう。
そして、朝食後には、50MHzで新潟と群馬の局と交信できました。
ここまでは、すべてグランドウェーブによる交信。そして、電離層の様子をイオノグラムで時々チェックしていましたが、今回のコンテストは、Eスポもよる交信は期待できそうもありませんでした。
ところが、9時20分ころから突然、スポット的に50MHzがオープンし、10分足らずの間に立て続けに鹿児島の局だけ3局と交信できました。このときのイオノグラムは以下のとおり。とても50MHzで交信できるようには見えませんが、これら4つの観測点以外に局地的に強いEスポが発生したみたいです。これが今回のコンテストにおけるハイライトになりました。
このとき、Eスポで入感していた局は3局だけで、ちょうど3局と交信を済ませたころで出かける時間に。そして、予定していた用事を済ませて30分ほどで戻りましたが、50MHzのオープンは完全に終わっていました。帰宅してからは、50MHzのグランドウェーブで茨城、新潟、宮城の局と交信できました。
その後も14時すぎまで断続的にワッチしていましたが、目新しい局は見つからず、11時ころの宮城の局との交信が最後になりました。
3 まとめ
(1)新しいモービルホイップアンテナの使用感
新たに購入したセンターローディングタイプ、コメットのHR50と、今まで使っていたベースローディンタイプ、ダイヤモンドアンテナのHF6FXについて、受信感度を比較してみました。
その結果、FT-991AのSメータの表示にしてSの値が1以上、HR50の方が大きく振れました。HF6FXでノイズすれすれの信号が、HR50では少し浮き上がってくる感じでした。やはり、長いセンターローディングタイプのアンテナはいいですね。
また、こちらにノイズすれすれで入感していても、呼べば確実に応答がありました。HR50は、飛びもいいみたいです。
(2)自己採点ほか
こんなに少ししか交信できず、残念!
Eスポが出てくれないと、大きな建物に囲まれたベランダモビホではだめですね。でも、ごく短時間でしたが50MHzがオープンした場面に居合わせることができたので、良しとしましょう。