新しく購入したばかりの4本のモービルホイップアンテナ(コメットHRシリーズ)の調整も無事に終わり、いよいよコンテストに参戦です。(前回記事のつづきです。)
1 1日目の夜
アンテナの調整完了後、20時半から7MHzにてスタートしましたが、7MHzは海外向けのコンディションが良くなかったので、すぐに14MHzに移り、その後、0時半までほとんど14MHzに居座りました。
交信できたエンティティーは、以下のとおり。
7MHz:アメリカ、オーストラリア、アジアロシア
14MHz:フィンランド、アジアロシア、中国、ヨーロッパロシア、インドネシア、アメリカ、ラトビア、ウクライナ、カザフスタン
21MHz:アジアロシア
14MHzのコンディションが良く(それともアンテナを替えたせい?)、予想以上にヨーロッパとたくさん交信できました。また、14MHzでサウジアラビアが比較的強く入感していましたが、残念ながらこちらの電波は届きませんでした。
2 2日目の昼
朝一番の所用を済ませ、10時半から28MHzでスタートし、28MHzと21MHzを中心に、昼食の時間を挟んで13時半まで楽しみました。
交信できたエンティティーは、以下のとおり。
14MHz:中国
21MHz:中国、香港、アジアロシア、タイ、オーストラリア、フィリピン、韓国
28MHz:中国、アジアロシア、フィリピン、韓国、ヨーロッパロシア、香港
ほとんどがハイバンドでの近隣諸国でしたが、21MHzではオーストラリア、28MHzではヨーロッパと交信できました。
3 2日目の夕方
午後の所用を済ませ、16時半から再開し、17時半まで7~28MHzの4バンドで楽しみました。
交信できたエンティティーは、以下のとおり。
7MHz:アメリカ、カナダ
14MHz:カナダ、アジアロシア、アメリカ、中国
21MHz:インドネシア、アジアロシア、中国、フィリピン
28MHz:タイ
ハイバンドは近隣諸国が中心 でした。
4 2日目の夜
夕食後、19時半から20時半すぎまで、7MHzと14MHzで楽しみました。そして、疲れていたので、早く休みました。
交信できたエンティティーは、以下のとおり。
7MHz:アメリカ、アジアロシア、中国、韓国
14MHz:韓国、東マレーシア、中国、アメリカ
14MHzでは、アメリカ東海岸(コネチカット州)とも交信できました。
5 2日目の真夜中
2時に目が覚めたので、無線機のスイッチを入れてみたら、14MHzでヨーロッパ祭りが開催されていました。でも、翌日の仕事に差し支えないよう、3時前までに自重しました。
1時間弱で交信できたエンティティーは、以下のとおり。
14MHz:フィンランド、アメリカ、ドイツ、クロアチア、ハンガリー、スロバキア、セルビア、ヨーロッパロシア
ドイツは2局と交信できました。フランスもノイズすれすれで入感していましたが、さすがにこちらの電波は届きませんでした。これだけ短時間でヨーロッパとたくさん交信できたのは初めてかもしれません。
6 まとめ
(1)4本の新しいモービルホイップアンテナの使用感
4バンドとも購入したばかりのモービルホイップアンテナ(コメットHRシリーズ)を使用しましたが、やはり、モノバンドのセンターローディングアンテナは、いままでのモビホとは違いました。
聞こえます!
飛びます!
フルサイズアンテナやビームアンテナとはまったく比べ物にはならないでしょうが、私にとって、モビホを替えたことで大きく世界が広がりました。
ウォーターフォール画面のいままでにない賑やかさ!
いままで取ってもらえなかった信号強度の局からのコールバック!
アンテナチューナーに頼らなくてよい安心感!
モノバンドのモビホは、バンドの切り替えごとにベランダに出なければならなく、長くて目立ってしまうという欠点はあるものの、それ以上に得られるものの方が多いことが分かりました。もう、もとのマルチバンドのモビホには戻れません。
この勢いで、実家にタワーを建ててしまおうか?(冗談です。)
(2)自己採点ほか
自己採点で89交信、38マルチ、7,220点でした。たぶん、ALL ASIAN DX コンテストでの自己最高点でしょう。いや、確実にそうです。
バンド別では、14MHzがメインになりましたが、ハイバンドも予想以上にコンディションが良く、サンスポットナンバーの上昇に伴うコンディションの変化が感じられました。
また、このコンテスト恒例のコンテストナンバーから判明した交信相手局のオペレーターの年齢は、最年少はいつもの中国の11歳、最年長はフィンランドと香港(ブルース・リー記念局)の80歳でした。
今回のALL ASIAN DX コンテストは、アンテナを新調したことで大いに楽しむことができました。これからのDXコンテストがいまからとても楽しみです。
7MHz
14MHz
21MHz
28MHz