先日のCQ WW CWコンテストに参加しました。17年ぶり4回目の参加でした。
初回の1997年には、初めてヨーロッパと交信でき、感動しました。
当時、DXコンテストに参加することによって、初めてアジア以外の局と交信してから2年ほどでWACを完成させることができました。WACの申請に使ったQSLカードは、1996年の7MHzでのアジア(日本)、1997年の7MHzでの北アメリカ(コロラド)とヨーロッパ(ハンガリー)、14MHzでのオセアニア(ハワイ)、1998年の14MHzでの南アメリカ(アルゼンチン)、1999年の21MHzでのアフリカ(南アフリカ)の局のものでした。
このWACはアマチュア無線を始めたときからの夢で、いつかは手にしたいと思っていました。HFでの運用を始めたばかりの頃は、地上高が10m、長さがたった1.3mの1本のモービルホイップだけでWACが完成できるとは思っていなかったので、完成したときは本当に夢のようで、とても嬉しかったです。
今回も、その昔にWACを完成したときに使った10m高のモービルホイップと100WのTS-50Sを使って参加しました。
昼間はしっかり家事をこなしながらも空き時間のほとんどをコンテストに充て、夜は早く休んで早起きをして、健康的に楽しみました。弱い局やパイルになっている局は呼んでも無駄なのでスルーし、比較的強く入感している局を選んで呼びまわりました。
さすがにモービルホイップなので、効率の良い交信は望むべくもありませんが、限られた条件下でも楽しめるのがコンテストの良いところです。コンテストの開始前は、トータルで30局くらい交信できるといいな、ヨーロッパの局とも交信できるといいな、と思っていましたが、予想以上にたくさんの局と交信でき、ヨーロッパの局ともたくさん交信できました。
このコンテストに備えて100Wに変更しておいて良かったと思いました。
大陸別の交信数では、アジアが過半数を占め、残りを北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアで三等分という結果でした。バンド別では、7MHzが最も多くなり、北アメリカのすべてとヨーロッパの大多数の交信も7MHzでした。
エンティティー別の交信数では、中国、アジアロシアだけで全体の半分近くを占め、つぎにアメリカ、ヨーロッパロシア、韓国、オーストラリアと続きました。いつもは夕方から7MHzで強く入感してくるアメリカの局が少なかったのが意外でした。
狙っていたヨーロッパは、ヨーロッパロシアのほか、チェコ、ウクライナ、スロバキア、ハンガリー、リトアニア、イタリアと交信できました。交信が成立する度に、遠くまで自分の電波が届いたことに感動しました。
このほか、モンゴル、グアム、香港、タイ、東マレーシア、フィリピン、ベトナム、ニュージーランド、ハワイ、サモア、カザフスタンと交信できました。
結果として、80交信で、23エンティティー、16ゾーンと交信できました。また、最遠の局は、7MHzで交信できたイタリアでした。とても楽しく充実した2日間でした。
現在のサイクルボトムのコンディションでも、モービルホイップでこれだけ交信できたので、これからのサイクルの上昇期には、もっとたくさんの局と交信できるはず。楽しみです。