JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

ARRL 160mコンテスト

土曜の晩にARRL 160mコンテストを観戦しました。

当日の夕方になってから急にトップバンドで北米の信号を聞いてみたくなり、1.8MHzを受信できるように、3.5MHz用のモービルホイップの先に付けるワイヤーを準備しました。国内用に1.910MHzを同調点したときのワイヤーの長さは4.90mでしたが、今回は1.8MHz帯のDXコンテスト用として長さ5.50mのワイヤーをクリップにはんだ付けしました。このワイヤーをクリップでモービルホイップの先に付けたときの同調点は約1.830MHz、±約20kHzでSWRが2.0以下になりました。クラスターにアップされていたコンテスト参加中のW/VE局の周波数が1.800~1.860MHzの範囲にあったので、ワイヤーの長さを短く調整する必要もなく、ちょうど良い同調点になりました。また、FT-991A内蔵のアンテナチューナーにより1.801~1.860MHzの範囲で問題なくチューニングすることができました。

また、今回の測定でワイヤーの長さを1cm長くすると同調点が約1.3kHz低くなることが分かったので、来年からJARLコンテストで導入される1.9MHz帯の1.801~1.820MHzの中央の1.810MHzを同調点とするためには、ワイヤーの長さを5.65mにすれば良いことも分かりました。今回、ワイヤーの長さをもう少し長くしておけば、そのままJARLコンテストにも使えたので、少し失敗しました・・・。今後、ワンタッチでワイヤーの長さを調節できるように、何か工夫をしてみたいと思っています。

さて、本題のコンテストの観戦は21時半ころから開始しました。錚々たるトップバンダーの方々がCQを出したり、呼びまわりをしたりしている様子が賑やかに聞こえてきました。しかし、交信相手の信号は、まったく聞こえませんでした。ノイズすれすれであっても少しは聞こえるものと期待していたのですが、まったく聞こえないとは予想外でした。今回のコンディションが良いのか悪いのかについても、トップバンドのDXコンテストを聞くのが初めてだったため、よく分かりませんでした。例年と比較して今年はどうだったのでしょうか。

そんな状況でしたが、せっかくアンテナも準備したので、このあとは日本酒をちびちびとなめながら、グレイラインパスがあることを期待して、北米の夜が明ける翌日の0時半ころまで、のんびりと観戦しました。JA局を呼ぶ信号がかすかに聞こえたような気がしたこともありましたが、北米の局の信号は最後まで確認できませんでした。

観戦前には、あわよくば交信できたらいいなあ、などとも思っていましたが、とんでもない。聞こえもしないので話にもなりませんでした。

一方、近場のHLやUA0は強く入感していたので、つぎの機会には近場のDXとの交信にチャレンジしてみたいと思っています。