JR0ECQの徒然日記

趣味のアマチュア無線などについて徒然なるままに

トラ技6月号の特集は秀逸だった

トラ技(トランジスタ技術)6月号。先週末に立ち寄った書店で少し中身を見たところ、特集が面白そうだったので買ってみました。

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特集は、「ボイジャーに学ぶ超長距離ディジタル無線」。子供の頃、科学雑誌のNewtonにボイジャーが撮影したばかりの木星の鮮明な画像が載っていて、それを見てとても感動したことを懐かしく思い出し、そして、宇宙のロマンを感じながら、じっくりと読みました。特集ページだけで80ページもある大作でした。

42年前の技術にもかかわらず、今でも遠い宇宙の彼方から信号を送り続けることができている理由と、その技術が現在のディジタル無線通信のお手本になっていることが分かりやすく解説されていました。また、モールス通信を例にして、狭帯域と高S/Nの関係が分かりやすく説明されていました。中には高度な内容もあって理解できない部分もありましたが、最新の通信方法の概要が分かる秀逸な内容で、とても勉強になりました。

現在発売中の7月号は、月着陸船アポロを題材にした誤差最小化技術が特集されているようです。少し難しそうですが、書店で手に取ってみたいと思います。